ビシっと決めろ!男を磨くFRAGRANCE
汗やタバコの臭いに無頓着なのは、職場でのマナー違反だ。香りは人の印象を左右する。品の良い香りをまとえば、取引先で好印象につながることもある。では、どんな香水がビジネスシーンに適しているのだろうか。
香水は、賦香率(香料の調合濃度)の違いで4タイプに分類※される。ビジネス向きは「オードトワレ」以下だ。ソフトに香るのが特徴で、つけすぎてしまいがちな初心者でも使いやすい。
香りの系統は「シトラス」「グリーン」「ウッディ」がおすすめ。知的で清潔感のある印象になる。初心者は個性的な香りを避け、好感度重視で選ぶこと。
まとうところは、胸より下が良い。ウエスト周辺の肌に1~2プッシュ。物足りないくらいに。すれ違いざまに、ほんのり香るくらいのほうが好感を得られる。服の上からスプレーすると香りが立ちすぎてしまうため、清潔な肌に直接つけよう。
香りをビジネスシーンで生かすなら、服をTPOに合わせて選ぶように、香りもその都度適したものを選びたい。例えば取引先へ挨拶回りをするなら、ウッディ系の深みのある香りがおすすめ。穏やかな人柄を演出できるだろう。香りを愉しみながら、洗練された男を目指したい。
※香水分類表(賦香率が高いほど香りが深く、持続時間が長い。)
香水の種類 | 賦香率 | 持続時間 |
---|---|---|
パルファム(パルファン) | 15~25% | 5~7時間 |
オードパルファム(オーデパルファム) | 10~15% | 5時間前後 |
オードトワレ(オーデトワレ) | 5~10% | 3~4時間 |
オーデコロン | 3~5% | 1~2時間 |
- 監修 藤村 岳 / Gaku Fujimura
- 男性美容研究家、エッセイスト。オスカープロモーション所属。「美しくなるよりも、嫌われない美容」をモットーとした男性美容を提案。テレビ出演、雑誌・ウェブでの執筆、講演やイベントなど幅広く活動中。主な著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)など。