15th FAN EVENT Report
ビジネスシューズブランド「テクシーリュクス」の魅力をより深く知るファンイベントが、東京・世田谷で開催されました。大阪に続き2回目となる本イベントでは、靴づくりの裏側に迫るパネルディスカッションをはじめ、参加者とアシックス商事のスタッフが語り合うグループ座談会、さらにはプロ直伝の靴磨きのワークショップなど盛りだくさんのプログラムを実施。普段は聞けないリアルなエピソードが飛び交い、ファン同士の交流も一層深まる時間となりました。充実の一日となったイベントの模様をレポートでお届けします。
グループ座談会
なぜ私たちはテクシーリュクスを履き続けるのか?
日々の生活に欠かせないアイテムのひとつである革靴。仕事やプライベートで多くの時間を共にするものだからこそ、履き心地やデザイン、機能性にこだわりたいものです。本座談会では、日頃からテクシーリュクスを愛用し続けている6名のファンの皆さんに集まっていただき、どのようなきっかけで履き始めたのか、なぜ今の靴にたどりついたのかについて語っていただきました。それぞれの出会いのストーリーや体験談を通じて、テクシーリュクスがもたらす価値とは何かを探ります。
MEMBERS
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小田さん
アシックスに信頼を寄せるスポーツ経験者。
ホールド感がお気に入り。 -
酒匂さん
足への負担から真剣に靴選びを開始。
決め手はモデル写真。 -
森さん
靴選びはデザインから。
偶然の出会いが、運命の出会いに。 -
柏倉さん
革靴は痛いもの。
その常識を覆す履き心地に感動。 -
新井さん
履きはじめたころより印象アップ。
今は週7で履くほどの愛用者。 -
鎌田さん
歩く楽しさを教えてくれたこの靴で
周りが驚くほどのダイエットに成功。
テクシーリュクスと出会ったきっかけは何ですか?
CROSS TALK 01
革靴を選ぶ。その判断基準は人によってそれぞれです。ただ、今回集まった皆さんが口を揃えて言うのは「テクシーリュクスと出会って以来、ずっと履き続けています」ということでした。数あるブランドのなかで、なぜ彼らはテクシーリュクスを選んだのか?そしてなぜ、今なお履き続けているのか?ここでは、それぞれの出会いのストーリーや体験談を通じて、テクシーリュクスがもたらす選ばれる理由とは何かを探ります。
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小田さん
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発売からもう15年も経っているんですね。まさに僕もそれくらい履き続けています。もともとは「ぱっと見のきれいさ」を重視していたので、最寄りの駅にある靴屋さんで、安くて見た目のいいものを選んでいました。その時出会ったのがテクシーリュクスです。スポーツをやっていたのでアシックスにはいい印象がありましたが、あまりの安さに「こんなに安くて大丈夫?」と半信半疑だったんです。ところが、履いてみたらすごいよくて。仕事柄、営業で出張も多いのですが、この靴だと負担が少なく「なんだこれは!」って驚きました。以来、ずっと履いているイメージですね。
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酒匂さん
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私が知ったのは2年前ですね。それまでは、スーツを買うタイミングで、そのお店で革靴も一緒に買う、みたいな感じでそれほどこだわりはなかったんです。でも、実際に履いていると足の負担が結構あって、「もしかして自分の靴選びはよくなかったかも」って気づいたんです。そこから革靴選びもちゃんと考えるようになって、いろいろ調べていたときにオンラインサイトでテクシーリュクスを見つけました。
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柏倉さん
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僕は足のサイズが27〜8cmくらいあるんですが、靴屋さんに行ってサイズを聞いてもだいたい「すみません、ありません」と言われることが多くありました。だから「履ける靴を買う」という感じでした。その頃選んでいたメーカーの靴は、足が痛くなることが多く、でもお店の人には「革靴は痛くなるものですよ」と言われたので「しょうがないんだな」と諦めていたんです。ただ、当時は営業職で歩き回ることも多く、「もっと足に負担がかからない革靴はないのかな?」と探していたところ、テクシーリュクスに出会いました。履いてみたら、「あ、やわらかいじゃん!」って驚きました。革靴でも足に負担が少ないものがあると初めて知ったわけです。それ以来、他の靴も試しましたが、テクシーリュクスのような靴には出会っていないですね。
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森さん
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僕がテクシーリュクスに出会ったのは、東日本大震災のあとです。あのとき、歩いて家まで帰ったんですけど、そのとき履いていた靴が全然ダメだと思ったのがきっかけでした。それまでは仕事柄だいたいスーツだったので革靴は2足ほど持っていたのですが、そこまで靴選びにこだわりはなかったんです。そんな時、たまたま近所のショッピングモールへ行って子どもの靴を選んでいたら、近くに並んでいたのがテクシーリュクス。「革靴でアシックスって書いてあるぞ!」と興味を持って試しに履いてみたら、「すごくいい!」と衝撃を受けて、自分の靴を買う予定はなかったんですが購入してしまいました。
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数ある種類のなか、今のモデルを選んだ理由は?
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森さん
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今履いている靴は、ぱっとデザインを見て「これいいな」と思って買いました。以前も、テクシーリュクスのビジネスモデルを履いていて、品質的に間違いないだろうと思っていましたので。やはり靴を選ぶ時は、最初はデザインから入りますね。
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柏倉さん
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私は 3Eタイプ※のワイド系を探していたんですが、前に履いていたものがなくなってしまって、たまたまテクシーリュクスを選んだんです。それで 4Eタイプ に変えたら、ゆったりしていて履き心地が格段に良くなりました。デザインも大事だけど、やっぱり履き心地が最優先ですね。
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酒匂さん
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私は足のサイズが小さいので、選べる種類が限られるんですが、その中でも サイトのモデルさんの写真を見て、職場の雰囲気に合いそうなデザインを選びました。画像があると実際のイメージがしやすいので助かります。なので決定打となったのは、たぶんそのモデルさんの写真です(笑)。
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小田さん
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私は足の幅がもともと広いので、4Eタイプの中から選びました。4Eタイプだけでもいくつか種類があって、今は2足を履き回しています。前は靴ひもありのタイプだったんですが、最近はラフに履ける靴ひもなしのモノを選んでいます。
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新井さん
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最初は普通の革靴っぽいビジネスモデルを選んで履いていたんですが、出張時も楽だしテクシーリュクスがだんだん好きになってきた時に、ちょうどカジュアルタイプが発売されました。「そういえば若い人もけっこう履いてるし、ちょっと試してみようかな」と冒険心で選びました。でも、お目当てのオンラインショップ限定だったモデルが売り切れていたので、似たデザインのものを選んでみたら、これがすごく良かった!週5で会社に履いていたのに、最近では土日も履くようになってしまって、週7で履ける靴になりました(笑)。
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柏倉さん
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やわらかいんですか?私もやわらかいタイプを探していまして。
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新井さん
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やわらかいですし、ホールド感がすごくいいんです。キツすぎず、足が安定します。多少へたるけど、それでも最初に履いたときの感動がまだ残ってる。毎朝履くたびに、「やっぱりいい靴だなあ」って思えて手放せなくなっています。
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スタッフ
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私たちはメーカー側の人間なので、履きやすいですよって自分たちが言ってもあまり信じてもらえないのですが。こうやって、本当に使ってくださる方の声っていうのは、皆さんに一番響きやすいんだと思います。皆さんのお話をお聞きできて、開発者の立場としても本当に嬉しいです。
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panel discussion
パネル ディスカッション
15年間履き心地を追求してきた哲学に触れる。
テクシーリュクスの裏側や秘密に迫るパネルディスカッションに登壇したのは、開発者やマーケティング担当らブランドを支えるアシックス商事のメンバー。自己紹介タイムに続き、テクシーリュクスの裏側を紹介するコーナーでは、誕生から15年、テクシーリュクスがどのように進化を続けてきたのか、その軌跡が明かされました。続いて、「スニーカーのような履き心地」というフレーズが生まれた背景や、履き心地とデザインを両立させるため試行錯誤を重ねた開発ストーリー、シューズの細部に込められた工夫など、リアルなエピソードとともに語られました。
参加者から事前に寄せられた質問コーナーでは、「ビジカジタイプのゴアテックスモデルは発売されませんか?」といった、愛用者ならではの鋭い質問が飛び交い、会場は大いに盛り上がりました。開発のこだわりや今後の展望について知ることができ、ファンにとってさらに期待が高まる時間となりました。
テクシーリュクスをもっともっと多くの人に好きになってもらうには?
CROSS TALK 02
ここからは、実際にテクシーリュクスを履き続けている立場から、さらなるファン拡大のためのアイデアを語っていただきました。すでに愛用しているからこそわかる魅力をどうやって伝えていくのか?という問いに、街頭でのイベントや、ECサイトの新たなサービス、機能性のアピールなど、多彩なアイデアが飛び出しました。ファンならではの視点で、テクシーリュクスのさらなる可能性を探ります。
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新井さん
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私は「履いてもらえば、この良さがわかる」と思っているんです。だから、例えば街頭で100人に履いてもらう企画とかどうですか?100人のモニターに靴をプレゼントして、気に入ったら周りの人に紹介してもらう。そうやって広められたら、絶対ファンが増えると思うんです。
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スタッフ
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面白いですね!お友達が薦めてくれたら、信頼感もありますね。
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柏倉さん
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「足のお困り解決」みたいな切り口があるといいなと思います。私自身テクシーリュクスに出会うまでの悩みが、足にマメができちゃうことだったので。「足について困ってないですか?」「一日履いても大丈夫ですよ」みたいな問いかけからはじまって、いろんな条件を選んでいくと、自分にあった靴が見つかるような仕組みがあると、もっと興味を持ってもらえると思います。
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スタッフ
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イエス・ノー方式で答える「あなたに合った靴診断」みたいなのは取り入れられるかもしれません。洋服のバーチャル試着のように、写真を撮って自分の足にどんな感じでフィットするかを確かめられるサービスもいいかもしれませんね。
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柏倉さん
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そのおすすめを選んでくれるとすごく便利です。
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酒匂さん
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眼鏡とかでもありますね。
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スタッフ
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確かにそれはめちゃくちゃ便利です。実店舗よりもECサイトで買うことが多くなっているなか、靴を履いたときのイメージを想像しにくいのは課題としてありますもんね。
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新井さん
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ECサイトで買う場合はやはり「失敗したらどうしよう」が一番最初にありますよね。
あと、私自身、今の靴を履いて不思議なのが、週5〜6日は履いてるのに、全然臭くないんですよ。それで、さっきスタッフの方に聞いたら、MOFFという素材で臭いが中和消臭されてるって聞いて。これはもっとアピールしてもいいかも知れません。
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スタッフ
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消臭繊維であるMOFFは当社が保有する機能素材で、私たちとしても積極的に発信をしているところです。
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柏倉さん
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えっ、それ全然知らなかった!
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酒匂さん
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私は知ってました。ECサイトで商品を選ぶ際に、「消臭機能」で絞り込みができますよね。
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スタッフ
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はい、機能アイコンとしても表示してるんですが、意外と皆さん気づいてなかったみたいですね。もっと分かりやすく伝えていきたいと思います。
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AFTER TALK
座談会を通じて、ファンの皆さんそれぞれのライフスタイルの中で、デザイン性、履き心地、機能性を兼ね備えたテクシーリュクスがいかにフィットしているかが伝わってきました。テクシーリュクスが単なる革靴ではなく、日々の快適さを支えるパートナーであることが改めて感じられる有意義な時間となりました。また、「履いてみれば良さがわかる」という意見にもあったように、ブランドタグラインである「スニーカーのような履き心地」を一度試してその快適さを体感してもらうことが、ブランドの魅力を広める方法なのかもしれません。これからも、より多くの方々にこの素晴らしさが届くよう、テクシーリュクスは進化を続けていきます。
SHOE SHINE WORKSHOP 靴磨きワークショップ
お手入れの奥深さを体感する靴磨きワークショップ。今回、講師を務めたのは、創業115年の歴史を誇り「ライオン靴クリーム本舗」を展開する谷口化学工業所の谷口社長。「靴磨きは、自分を磨き、整える時間でもある」という考え方のもと、国内最古の靴クリームブランドとして、日本のシューケア文化を支えてきた老舗メーカーから、正しい靴磨きの方法を伝授いただきました。
シューケアの基本であるクリーナーとクリームを使ったお手入れは、慣れればわずか15分。このひと手間だけで、靴の寿命が大きく変わるといいます。さらに、磨きをかけて光沢を出すシューポリッシュの工程は、早い人でも30分はかかる職人技。参加したファンの皆さんたちは、講師の指導のもと、気になる点を質問しながら靴磨きに没頭していました。
ワークショップが終わる頃には、磨かれた靴を見て「新品よりも新品に見える!」と驚きの声が続出。正しいケアをすることで、靴がより美しく、そして長く履けることを実感できた機会となりました。
商品企画ワークショップ
ファンだからこそ実感する、魅力をカタチに。
パネルディスカッションや座談会で語られたテクシーリュクスの魅力を形にする「紹介POP作成ワークショップ」が行われました。この時間は、ファンの皆さんそれぞれが愛用するモデルの紹介POPを作成。まだテクシーリュクスを履いたことがない人や他のモデルを検討している人に向けて、キャッチコピーとおすすめポイントを伝えるシートの完成を目指します。しかも出来上がったPOPは、公式ファンサイトやECページにも掲載予定。自分たちのリアルな使用感を大勢の方へ伝えられる機会とあって、全員が真剣な表情で取り組んでいました。完成したPOPを見せ合いながら、お互いの視点に新しい気づきを得る場面も。ファンだからこそ伝えられる熱い言葉が詰まった、唯一無二のPOPが生まれたワークショップとなりました。