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靴を楽しむ女性のためのファッションマガジン Reta[リテ] Vol.05 2019 SPRING & SUMMER

素足が気になる季節到来!あなたのフットケアは大丈夫!? check!

春夏、サンダルを履くようになると、
途端に気になる素足!
知らぬ間にガサガサになっていたり、
足の蒸れや臭いが気になったり…。
急いでケアしなきゃ!と思うけれど、ちょっと待った!
そのケア合ってますか?
カン違いケアは逆効果。
正しいケアでキレイな足を取り戻しましょう。

おうちフットケア編

NG かかとのケアは毎日!
軽石でツルツルにする

春夏になると、途端に気になるかかとのガサガサ。早くキレイにしようと、毎日軽石や金属製のヤスリで角質ケアをするのはかなり危険!削りすぎて炎症などトラブルの要因になってしまうだけでなく、刺激から守ろうと角質がさらに厚くなるため、逆効果です。

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OKケア
角質ケアは、2週間に1回程度、入浴や足浴後に2wayのフットファイルで。削りすぎに注意しながら、粗い面で余分な角質を削ってから、細かい面でなめらかに仕上げます。ケア後は、必ずしっかりとフットクリームで保湿を! ※角質の自己処理はトラブルの原因になることもあります。あまりに改善しない場合は、サロンや病院でのケアがお勧めです。
かかとを軽石でツルツルにする
NG 夏は暑いしお風呂は面倒…
シャワーですませちゃえ!

一見フットケアには関係ないように思えますが、入浴は夏の美脚にも重要!夏は、冷房や冷たい飲み物で身体が冷えていることが多く、それがむくみの原因になるのです。放っておくと足だけでなく全身が疲れやすくなったり、夏バテにもなりやすくなるため油断大敵です。

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OKケア
毎日は無理でも、なるべくシャワーで済まさずゆっくりお湯につかりましょう。血行が良くなり、新陳代謝が高まり、冷えやむくみの解消に繋がります。マッサージをするのがベストですが、身体を洗う時に、足首からひざ裏にかけて一方向に洗うだけでも効果あり!また、足首を温めると夏の冷えとむくみの予防に。自宅やオフィスでは靴下を履くなど冷えないよう注意しましょう。
夏に冷え!?効果なし!?
NG 足のにおいが気になる…
殺菌できそうなお酢でバッチリ

お酢をいれた足浴はNGではありませんが、効果があるかは…。特に木酢液などは独特の臭いが付くこともあるので要注意です。そして見落としがちなのが靴!汗腺の多い足は夏、特に蒸れやすく、毎日同じ靴を履くと、湿気が取り切れず、雑菌が繁殖して臭いのもとになります。

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OKケア
帰宅したらすぐ足を洗いましょう。石鹸を泡立てて指の間や爪まわりを丁寧に。水気をしっかりふき取り、保湿します。出かける前にデオドラントスプレーやシートを使用するのも効果的。また、1日履いた靴は、風通しのいい場所で丸1日は乾燥を!

おでかけフットケア編

NG 足の日焼け対策は面倒!
目立たないし見て見ないフリ…

日焼け止めを塗り忘れやすい足。日傘をさしても出やすく、知らぬ間に足だけ日焼けしていた!なんてことも。諦めたらどんどん黒く!さらにシミやシワだらけでは、サンダル姿が残念なことに…。

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OKケア
面倒でも、まずは丁寧な日焼け予防がマスト。オススメは、玄関にスプレータイプの日焼け止めを置いて、外出前に一拭き!それでも日焼けしてしまったら、しっかり保湿。火照りや炎症がなければ、肌にやさしいスクラブを使用するなどして、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進しましょう。
足の日焼け
NG 毎晩しっかりフットケア♪
靴は特に気にしない

正しいフットケアをしていても、足に合わない靴を履いていたら台無し!間違った靴は足の一部に過度な圧力をかけたり、靴との摩擦を起こし、角質肥厚や靴ずれ、外反母趾などトラブルの原因となります。楽だからと幅の広すぎる靴を選んだり、高すぎるヒールも要注意です。

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OKケア
美しい足を手に入れるためには、まず自分に合う靴を選ぶことが大切!市販のインソールを上手に活用するのもおすすめです。
正しいフットケアをしていても、足に合わない靴を履いていたら台無し!

ネイルケア編

NG 爪の汚れが気になる。
しっかり短くして汚れも取る!

爪を短く切りすぎたり、爪の中の汚れを鋭利なもので無理に取るのは禁物!皮膚が傷ついて化膿したり、巻き爪・陥入爪など爪トラブルの原因になってしまいます。

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OKケア
足爪の長さは指の長さと同じくらいが正解!入浴や足浴後、よく切れる爪切りで少しずつカットします。まず横にまっすぐ切り、最後に角を少しだけ丸めるように整えてスクエアカットにしましょう。爪の汚れが気になる時は、入浴時に爪ブラシでやさしく洗います。
爪の手入れ方法
NG 足の爪のケア方法が分からない…
とにかくペディキュアで隠そう!

まずなにより足の爪は切りすぎ注意(爪の汚れケア▶︎)。それに、せっかくネイルを塗るのに、隠すためだなんてもったいない!カンタンなポイントだけ押さえておけば、サンダルから覗く足先まで自信が持てます。

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OKケア
足の爪の形はスクエアカットにしましょう。そして爪切りはよく切れるものを使うのが鉄則!ニッパー型がオススメですが、普通の爪切りの場合は、刃が丸いものよりまっすぐのものでスクエアにしましょう。
【美しい爪のための切る手順】
  1. 1.爪切りで少しずつ切る
  2. 2.爪ヤスリで一定方向に削って整える
  3. 3.バッファーで爪の表面の凸凹をなめらかにする
  4. 4.シャイナーで仕上げ磨きをし、オイルで保湿する

※甘皮を処理すると仕上がりはキレイに見えますが、とてもデリケートな箇所で、間違ったケアをすると爪がキレイに生えてこなくなったりするので、セルフでの処理はオススメしません。

【ペディキュアのポイント】
  • 爪の生え際を少しだけ空けて手早く塗る
  • ベースコート→カラー2度塗り(エッジを塗ってから表面)→トップコートの順に塗る
  • オフする時は、リムーバーを染み込ませたコットンを爪に乗せ、カラーが浮いてくるまでしばらく置いてから拭き取る。爪が傷むのでゴシゴシこすらない!

フットケアについて教えていただいたのは…

吉川 正美先生

ドイツ式フットケアサロン FINO
オーナーセラピスト

吉川 正美先生

本場ドイツ式フットケアを学び、神戸でフットケア専門サロンを開業して15年。巻爪や魚の目などのケアからネイルまで、足に関する幅広い知識と確実な技術で高いリピート率を誇っている。「セルフケアのやりすぎは禁物です!手におえない足トラブルはプロに相談してみて下さいね。セルフケア方法や靴の選び方もお教えしています」 http://fino-kobe.com/