Reta 19AW【コラム】シューレスキュー隊 vol.1
疲れて帰ってきた夜、ふと下を向くと普段ケアしていない素足は
知らぬ間にガサガサになっていたり、足の蒸れや臭いが気になったり…。
急いでケアしなきゃ!と思うけれど、ちょっと待った!そのケア合ってますか?
カン違いケアは逆効果。正しいケアでキレイな足を取り戻しましょう。
試着して買ったのにサイズが合わない…。
どうすればいいの!?
朝と夕方、2回試着してみてください。
大きいときは中敷で調整!
試着したのに歩いてみたら小さくて痛かったり、大きくて脱げやすかったり、パンプスにはよくありますよね。
まず、朝と夕方の2回試着してみてください。朝はむくみが少なく、夕方はむくみやすいため、1サイズ違ったりもするんです。そのうえで、夕方の試着サイズを優先することをお勧めします。その理由は、大きい分には調整できますが、小さいとどうしようもないからです。本革であればシューキーパーで伸ばすという方法もありますが、合皮や生布は伸びにくいので要注意です!
ちなみに、大きい場合は市販の中敷で調整しましょう。かかとにパットを付けたり、つま先に入れるスポンジなど色々販売されていますが、パンプスの場合は土踏まずがポイントです! 土踏まずが止まっていれば、前滑りしにくくなります。土踏まずの部分に前すべり防止グッズ(シリコーン素材)などを入れるのがお勧めです。
パンプスのサイズ選びを
失敗しないコツは?
いくつかチェックポイントがあります!
シューフィッターさんなど専門の方がいるお店で試着するのがベストですが、いくつか自分で選ぶ時のポイントをご紹介します。
ウイズ(足囲)を測る
パンプスは図1の部分がフィットしているものを買うのがベスト!ここに隙間があると前滑りしやすくなってしまいます。ここはウイズを把握しているとフィットしたものを買いやすいです。
ウイズの計り方
親指と小指の付け根を通って一周計ります(図2)足の型を把握する
つま先の型は人によって異なります。自分の足の型を分かっていると靴を選びやすいです。
素足、靴下、ストッキング、何を合わせることが多いか
素足、靴下、ストッキング…素材によって厚みが異なります。
そのため、試着の際、合わせる頻度が多いものを用意しておくことをお勧めします。
パンプスのヒールがすり減った!
自分で直せる?
ヒール先のラバーのセルフリペアはお勧めしません!
最近は、100均などでも交換用のヒール先のラバーを売っていますが、自分での交換は、すぐに外れてしまうことも多く、あまりお勧めできません。素材によっては摩耗しやすく、またすぐにすり減ってしまうことも…。基本的にはプロにやってもらうことをお勧めします。
すり減り予防
- かかとを擦って歩かないようにする
- 側溝にはまらないように注意する
これだけでも効果があるので、ちょっと気を付けてみてくださいね。
ヒールに傷がつきやすい。
自分でどうにかならない?
浅い傷なら身近なもので応急処置できます!
素材によって違いますが、本革で深い傷でなければ靴クリームを塗ることで目立たなくできます。エナメルやプラスティックの場合は、マニキュアが使えます。いろいろな色があるし、もっている方も多いですよね。あとは黒なら黒の油性マジックも使えます。靴のフチのゴムなんかも擦れて禿げたら、黒マジックで何度か塗ると結構隠せます!木の場合は、フローリング修理のパテなんかが使えます。
いずれも浅い傷に限りますが、自分で野応急処置は可能です。ちなみに、これはヒール限定!アッパーの傷を自分で修理するのはお勧めできません。
ヒールの素材 | 応急処理アイテム |
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本革 | 靴クリーム |
エナメル プラスティック |
マニキュア(カラー) |
油性マジック(黒) | |
木 | フローリング修理用パテ |
婦人プロダクト本部
大場 隆司 Profile シューフィッター
婦人プロダクト本部
上田 夕貴 Profile 企画歴18年